仙台空港は、宮城県名取市にある宮城県唯一にして東北最大の空港です。2011年3月11日の東日本大震災で壊滅的な大打撃を受けながらも、わずか半年ほどで完全復旧を果たしたため、東北を代表する復興のシンボルともいわれています。仙台空港という名称でありながら、所在地は仙台市ではなく名取市の増田字南です。
宮城県の仙台は東北を代表する大都市であるため、主要都市に本社をかまえる企業の支店が多数運営されています。仙台空港から仙台駅まではさまざまな交通機関があり、仙台駅まで行きやすくなっています。そのため、空港の利用者は出発・到着ともに仕事の出張で利用する人が多いです。また、宮城県は、主要都市の仙台を筆頭に数々の観光名所・スポットがあり、観光客も1年を通して多く訪れます。多くの人が旅行などレジャー目的で仙台空港を利用しているのです。
仙台空港は1〜3階、1階と2階の間にあるM2階、RFというフロア構成です。M2階は到着コンコース、RFは屋上展望デッキがあり、1〜3階はさまざまなお店などが並んでいます。1階は総合案内所やイベントスペース、銀行出張所やコンビニなどがあり、営業している飲食店は牛タン専門店やイタリア料理店です。2階は、カフェや茶屋、お土産屋が並び、3階はカフェの他には、そば屋、仙台名物が楽しめる和食専門店などがあります。
また、3階にあるのがエアポートミュージアム「とぶっちゃ」です。航空機のシートやフライトシミュレーターが設置され、航空機の内部を体験することができ、仙台空港のキャラクター「ヘロン君」がナビゲーターを務める仙台空港の案内映像も観られます。入場料は無料ですが、フライトシミュレーターは1回100円です。屋上には展望デッキ「スマイルテラス」があり、空の広がる屋上ならではの、開放的な雰囲気を楽しむことができます。仙台空港から仙台駅までは電車で35分ほどで到着可能です。石巻までは仙台経由で90分ほど、気仙沼までは2時間50分ほどかかります。